季節は夏。気温も市内の気温は35℃を超えかなりの暑さになってきたので避暑地を求めて京北エリアのキャンプ場を検索。携帯の電波も届かない完全に情報を遮断された山奥にひっそりとしたキャンプ場を発見。そこは「芦見谷(あしみだに)芸術の森キャンプ場」。3連休の最終日に偶然デイキャンプ予約ができ休みを満喫してきましたので紹介します。
芦見谷芸術の森キャンプ場
基本情報
名称 | 芦見谷芸術の森キャンプ場 |
住所 | 京都府京都市右京区京北細 野町芦見奥13-1 |
電話 | 090-8519-9403 |
なっぷ | キャンプ場予約サイト |
京北エリアは以前「宇津峡公園キャンプ場」で一度来た事があり、改めて行くとやっぱりそこには大自然が待ち構えていました。市内の気温は35℃を超えていましたが、山の奥に入っていくと徐々に気温が低下。車の表示外気温は28℃ぐらいを示していました。周辺は高い木に囲まれている場所なので太陽光を遮る場所が多い事が林間キャンプの良いところです。
アクセス
京都市街を抜け「福王寺交差点」から国道162号線を周山方向は約35分。細野町入口の信号(京北トンネル手前)を日吉・宇津峡方面へ左折。細野町内の交差点を2度とも左折し、割烹河合の先「芦見谷口橋」を左折し橋を渡る。そこから林道(府道362)を約2キロ直進するとキャンプ場。
かなり案内が複雑でナビがないと厳しいです。また、林道に入ってからこのまま本当に着くのだろうかと不安になる場所ですが、途中500m手前に看板がでてましたので安心しました。林道はかなり狭くなってくるので気を付けて運転して下さい。我が家のファミリーカー(セレナ)は問題なく通行OKでした。
料金案内
プラン | 料金 |
日帰りサイト 9時チェックイン | 2,000円~ |
日帰りサイト 11時30分イン | 1,500円~ |
ウッドチップサイト 宿泊 | 3,000円~ |
林間木漏れ日サイト 宿泊 | 3,500円~ |
林間渓流サイト 中 宿泊 | 3,700円~ |
林間渓流サイト 大 宿泊 | 4,700円~ |
オートキャンプサイト 宿泊 | 5,200円~ |
今回我が家は「日帰りサイト9時チェックイン」を利用。支払った金額は合計で4,000円。入場料が大人1人500円、小学生1人250円、駐車場料金(普通車)500円かかりました。チェックアウトは17時なので1日遊べました。正直家からの移動距離を考えたら「日帰りサイト11時30分チェックイン」でも良かったかも。
管理棟
受付管理棟は林道を進んでいくと左手に見えてきます。一見、民家のようですが木の看板に受付と書いてますのでそこがキャンプ場の管理棟になります。駐車場は管理棟の正面に斜めに駐車する場所が5か所ほどあり、少し管理棟から上に上がったところにも数台ありました。受付終了後、キャンプサイトへ車で荷運びはOK。荷下ろししたあとは駐車場に戻さなければなりません。
有料商品
薪や炭、着火剤など一通りのものは販売していました。あとは飲み物や氷、お酒、お菓子と様々。シャワー10歳以上300円というものもありお風呂は心配なさそうです。レンタル品も寝具やタープ、テーブル、チェアなどあり、もしもの時でも問題なし。
全体地図
キャンプ場全体のサイトはオートサイト、ウッドチップサイト、フリーサイトの3つ。キャンプ場自体はコンパクトにまとまっており、我が家が利用したウッドチップサイトから管理棟までは歩いて3分ぐらいなのでそこまで遠くはありませんでした。フリーサイトの大、中、オートサイトのC、D、Eまで行くと少し遠くなるとは思います。
トイレ
トイレは2箇所設置されています。1つは管理棟の横に水洗洋式ウォシュレット付き、もう1つはウッドチップサイトとフリーサイトの間に仮設トイレが設置。仮設トイレの方は和式で、水は柄杓ですくって流すタイプです。小学生には大変かもしれないので管理棟のトイレをおすすめします。
WチップS
ウッドチップサイトへは管理棟の角を左折すると橋がかかっているのでその先です。サイト自体は先着順で場所を選べ、広さはHP情報だと約25㎡。大型タープや我が家の2ルームテントは無理な広さですが、ソロキャンプやデュオキャンプには最適。また、テーブルとイスだけを広げてデイキャンプするにはちょうど良い広さ。サイト間は木が生えているだけで垣根などはないことから、隣でグルキャンをやっていると少し騒がしいかも。また、夏場の日当たりですが、我が家はウッドチップサイトBを利用。基本的には高い木で囲まれているので一日日陰ができていますが、サイトAは若干日が当たっていましたのでご確認を。
オートS
オートサイトは車横づけOKでかなり広い砂利サイト。大型2ルームテント、タープなども設営可能です。しかし、夏は日が当たっている箇所が多いので場所によっては暑い可能性が。管理棟からは遠くなりますが、奥のサイトへ行けばまだ日陰が多いので暑さをしのげるかもしれません。
フリーS
フリーサイトは全て林間砂利サイトです。いずれも高い木に囲まれているので日陰がほとんど。直射日光を遮る木があるのは助かりますね。車の乗り入れはできますし、奥に行くと広くて正面が川になっているサイトもあるのでのんびりと森林浴するにはもってこい。
山小屋
ウッドチップサイトの前にあったのが山小屋です。ここも宿泊可能なようです。窓から中をのぞいてみましたが木製の家具がならんでおり過ごしやすそうでした。車の乗り入れも正面に可能。
炊事場
炊事場はウッドチップサイトと山小屋の間にあります。お湯は出ませんが、食器用洗剤やハンドソープ、スポンジ、金たわしは備え付け。水は生水なので飲料には向いていませんのでご注意ください。
炭捨て場
炭捨て場は炊事場とウッドチップサイトの間に。
利用規約
ペットOK、花火は大きな音の出るやつ以外OK、ゴミは持ち帰り。
デイキャンプレポ
川遊び
夏の楽しみである川遊びができます。川へは橋の両側に階段があるのでそこから下りる事は可能です。川の水は夏場でも非常に冷たく長時間入っていると少し寒いくらい。また、水の透明度は非常に高くオオサンショウウオが生息している様です。我が家は残念ながら見る事はできませんでしたが運が良ければ見れるかも。川の深さについても小学校1年生の下の子でも足首より少し上ぐらいの深さなので安心です。思う存分家族全員で川遊びを楽しめます。今回はオオサンショウウオは発見できませんでしたが、タニシを見つけてみんなで観察。にょきっと貝殻からでてくる様子は子供の好奇心をくすぐり、良い自然体験となりました。
おたまじゃくし
管理棟とウッドチップサイトの間に野外ステージがあります。そこの池にはモリアオガエルが生息しており、今の時期はたくさんのおたまじゃくしが孵化。なかなか体験できないおたまじゃくしの触れ合い体験ができました。池の中にはイモリも見えましたが、草むらの方へヘビらしきものが逃げていく姿も見られましたので池を見る際は注意が必要です。子供達もおたまじゃくしを捕まえた後、手のひらに乗せて観察できました。新しい体験を経て子供達が少しずつ成長しているのを感じます。触れ合いの後はしっかりとリリース。
まとめ
パンフレットに書いていますが、「週末は家族で電波デトックス」という通り、携帯の電波は入りません。私の持っているdocomoと楽天モバイルは完全に圏外。キャンプ場へ続く林道を抜けて開けた道路に出て初めて電波が入ります。最初は仕事の電話がかかっていないか心配でしたが、過ごしているうちの携帯の事は忘れてしまい大自然をいつの間にか満喫していました。いつも何となく携帯の通知音に気を取られリラックスできていなかった事に気付かされます。たまにはこういう情報から遮断された場所でゆっくり過ごすのも良いなと思いました。また、キャンプ場の近くにはおしゃれなクラフトショップもあるみたいなので次にキャンプ場に来た時には寄ってみようと思います。それでは芦見谷芸術の森キャンプ場からでした。
コメント